北海道大学男子ラクロス部チームスタッフブログ

北海道大学男子ラクロス部チームスタッフによるブログです。

審判学Ⅰ(2単位)

ファウル基準。

阿呆ほど難しいと思わんか。
特にスタッフから見てもわからんこと多いですよね。

時々スタッフから(昔はしょっちゅうだった)「審判をやるうえでファウル基準を教えてほしい」と言われるのですが、

知らん。
(たぶん世界の森部さんも知らん)


北海道FINALと1年生大会が同じかと言われたら違うし、
学生リーグの中でも全試合同じかと言われたら対戦カードによって違うし、
北大で見ても4月の66と11月の66が同じ基準かと言われたら違うし(過去そうやれてきていたかは怪しいけど)、

いついかなる状況でも同じ基準でやれることはないと思います。
(もちろん試合中は(必要に迫られない限り)基準に一貫性を持ってやっています)


試合前の審判MTGでは、技術差とか、体格差とか、このチームはこういうプレーをしたいだろうからしっかり見ようとか、要注意人物()とか、どちらが勝つか予測したり(非賭博)とか、色んなことを確認します。

これ上級審判員講習の受け売りですが、ゲームマネジメントをするうえで審判が考えることは、
①流れ
②温度・気質
③公平性
④安全性
の基本4つです。

優先は④→①の順になります。具体的に、
④そもそも怪我したらラクロス出来ない
③不公平だったら、まあ、普通に嫌(東北大と同じことして北大ばっかりファウル取られたらおこ)
②激化したら無法地帯になって④にも繋がりかねない
①その上でラクロスらしいプレーが出来るような基盤整備をする
と解釈しています。

この4つと、上述の確認事項たちと、実際の試合状況を見ながら、基準を作っていきます。

こう見えて意外と考えてるんですよ(だれ)


だから「ホールディングの基準てなんですか」って聞かれても、ルールブックに書いてある以上のことって正直言えんのでは?と思います。

そう言われても困りますみたいな感じだと思うけど…

でも私も、試合に一緒に入った審判が取ったファウルに「何で取ったんですか?」って聞いたりとか、試合動画を観て「ん?」って思ったところ全部かずとさんに送りつけてこれどうなんですかって聞いたりとか、同期2級勢に指摘してもらったりとか、同期たちが送ってきてくれる質問についてウンウン考えたりとか、あと盛大に失敗して反省したりとか、そういうチマチマ作業の繰り返しで細かい持ちネタ(?)を増やしながら生きてきたタイプです。わかんないから。

だから、そこに関してはすまんが知らん!勉強して(笑)
(でももちろん教えられることは教えるし)(反省も付き合うし)(聞いてくれれば頑張って教えるし)


そして、来季のスタッフ審判の質は、今季の最期以上であってください。
絶対にチームのためにも自分のためにもなるから。
(そのためにも今季の最期に向けて質をぶち上げていけるよう頑張ります)


さて突然の遺言を挟んだところで、最後に66最高説を説いて終わるね(だれ)

北大の66は北大の人で構成されてるわけですよね(当たり前)
だから、大体皆の個性がわかるから、癖とかやりたいこととか分かりやすいと思います。

他にも、普段の練習でピック関連のメニューが多かったら「今回イリピに目光らせてみよ」とか、今日は後半練でまくりシューしてたから「次回まくりの時のDFの当たり方とOFの動きとインクリしっかり見てみよ」とか、目の付け所や自分の課題設定も細かく出来ます。

みんな頭いっぱいいっぱいになってると思うけど、かなり練習しやすい環境なんだよ。
だから毎回、課題設定してから審判に入って、盛大に失敗してくればいいんじゃないかと思っています。
したら、絶対みんな上手になるよ。



とりえが審判とマッサージしかないからネタが偏るのよなあ、
もう少し秀でた人間になりたいなあ、

このままでは暗くなりそうなので、最後に脚立と皆の写真でお別れです。

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明日から北大祭なので男子ラクロス部の銘菓チョコバナナ買いにきてね!!!